ミラー氏は投資顧問会社「Miller Value Partner」の創設者権CIO。
1991年から2005年にかけて、米国の主要株価指数S&P500を15年連続で上回る投資パフォーマンスを記録するなど、40年近い投資経歴を持つ著名投資家だ。
彼は、自身のポートフォリオの50%をビットコインや関連企業の株式で保有しているとのこと。
仮想通貨以外のポートフォリオは全てアマゾン株式という強者である。
この投資家は、ビットコインを金と同様に価値貯蔵手段に見立てて投資している。
歴史的には長らくヘッジ手段として機能してきた金であるが、金よりビットコインの方が、インターネットへのアクセスさえあれば容易に移動できるメリットがあると指摘。
確かに金はいざという時には、持ち運びが大変であるが、ビットコインの場合、秘密鍵を紙にメモして持ってさえすればよく、持ち運びに不便差は全くない。
また、1933年にはフランクリンルーズベルト政権が一時期ゴールド(金)を米国市民から押収した事例がある。このように金は政府から押収されるリスクがあるが、ビットコインではこのようなリスクが低いと考えているようだ。
このミラー氏は、現在の中央集権的な通貨システムはいつか崩壊し、仮想通貨のような分散型のデジタルマネーの時代がやってくると予感しているようにも思える。
極端な考えの持ち主だと思われるかもしれないが、先を見通す人はこんな感じではないか。
参考にすべき点も多いと思う。