TON(The Open Network)という暗号資産を知っていますか?
TONは独自でブロックチェーンネットワークで、時価総額は約2兆円でランキング9位に位置しています。
TONのブロックチェーン上のトランザクション数は2024年の初めから劇的に増加しました。
1日あたりのトランザクション数は年初の約10万件から最大120万件へと12倍に増加。
9月には1日あたり約282万件のトランザクションを記録。
9月中旬の時点で、累計トランザクション数が10億件を突破しています。
この急激な成長には複数の要因があります。
- テレグラムとの統合による9億人のアクティブユーザーベース
- ゲーミングアプリやボットの人気
- USDTステーブルコインの導入(4月以降)
- 無料のエアドロップキャンペーン1
トランザクション数の増加に伴い、他の指標も上昇しています。
- デイリーアクティブアドレス数: 1月の約2.6万から9月の90万へと3,435%増加
- 総ロック値(TVL): 年初の約7,600万ドルから9月には7億4,130万ドルへと8倍に増加
- DEXの1日平均取引高: 1月の約200万ドルから9月には1,720万ドルへと760%増加
このTONプロジェクトは、もともとはTelegramが開発を始めたブロックチェーンプラットフォームで、現在はTON財団という非営利団体が開発・運営しています。
特徴としては以下の通りで、難しいですが、要は使いやすいということです。
- Proof of Stake(PoS)のコンセンサスアルゴリズムを採用
- 高速なトランザクション処理が可能(新ブロック生成に約5秒)
- マルチチェーン構成による高い拡張性
- シャーディング技術を採用し、効率的なトランザクション処理を実現
このブロックチェーン上では、650以上の分散型アプリが動いており、NotcoinやGramなど、様々なプロジェクトが展開されています。
今回のミームコイン「DaoCorn」や前回ご紹介した「XANA」プロジェクトは、TONプラットフォーム上でプロジェクトを展開する道を選んでいます。
このように、TONは高速で拡張性の高いブロックチェーンプラットフォームとして注目されており、特に約9億人のユーザーを保有するTelegramとの連携は魅力的で、今後もTON発のプロジェクトが増加してくるでしょう。
TONの波は確実に来ていますので、乗り遅れないようにしましょう。