BAYCエコシステム内でガバナンストークンとして使用されるApeCoin(APE)が、4日1,850円前後から2,270円まで約20%上昇。
今はそこから1,690円と約25%下落して乱高下した。
この乱高下はElonMuskの影響が大きい。
ElonMuskといえば、Twitterのフォロワーが91百万人おり、その行動や発言は、メディア並みの影響力がある。
今回は、自身のツイッターアカウントのプロフィール写真を人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(サザビーズの昨年のオークションで30億円で落札されたもの)」の画像に変更した。
ただ、変更したものが、自身の所有するものではなく、コピペした画像であったため、サザビーズに批判された。
結果、今はそのNFTコピペ画像は外している。
この一連の騒動で、ApeCoinが乱高下したということだ。
その後、ElonMuskは、NFTの画像が簡単にコピーできるのにもかかわらず高値で取引されていることを揶揄して、「理解できない、ファンジブル(代替可能)じゃないか」とツイートした。
ElonMuskは、NFTに対してはこれまでも批判的な立場をとってきた。
Twitterではプロフィール画像にNFTが利用できるようになっており、TwitterはNFTを推奨する立場をとってきた。
今後、ElonMuskはTwitterを買収するから、NFTの取り扱いが注目される。
もし、ElonMuskが今後NFTを徹底的に批判してくると、NFT市場全体も影響を大きく受ける。
ただ、今回のTwitterの買収には以下の企業も協力することがわかっており、顔ぶれ的にはNFTを後押ししたい企業が連なっているので、NFT批判も収まるのではないかと思っているが、ElonMusk動向には引き続き目が離せない。
- セコイア・キャピタル:約1,000億円(8億ドル)
- バイナンス:約650億円(5億ドル)
- a16z:約500億円(4億ドル)
- フィデリティ:約400億円(約3億ドル)