ゴールドマンサックスは、米国の仮想通貨取引所コインベースに対してビットコイン担保ローンを提供した。
融資額は明らかにされていないが、コインベースは4487BTC(約1億7000万ドル相当)を保有しており、この一部が担保になったとみられる。
ゴールドマンサックスは、昨年は仮想通貨に対して警戒感を強めており、顧客にも仮想通貨の保有を勧めないとしていた。
今年に入って明らかに、ゴールドマンサックスの方針が大きく変わってきた。
ゴールドマンサックスといえば、米大手金融機関で、ウォール街のリーダー的位置付けである。
ゴールドマンサックスが今年になって仮想通貨ビジネスに動いたということは、金融機関が今後こぞって参入する予兆とも言える。
特に今回のビットコイン担保ローンは、あのゴールドマンサックスがビットコインの担保価値を認めたという点で、一つの大きな転換点となろう。
コインベースなど仮想通貨取引所は、ビットコインを在庫として一定量保有しておかなければならない。
この固定的な資産をなっていたビットコインを担保に法定通貨を借りれるということは、コインベースが次の投資に回す資金を作ることができ、コインベースにとってもその意義は大きい。
今後、ビットコインだけでなく、イーサリアムなど担保として活用できてくれば仮想通貨市場にさらに資金が流れ、仮想通貨市場の成長も加速するのではないかと思う。
ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨上位銘柄の価値はさらに上昇していくのではないか。