この以下の「L2BEAT」はイーサリアムのレイヤー2のTVLが見れるので面白い。
イーサリアムのレイヤー2とは、レイヤー1のイーサリアムブロックチェーン以外で何らかの取引を実行する技術のことを言う。
なぜ、こんなまどろっこしいことをするかというと、イーサリアムの手数料の高騰という問題があるからだ。
イーサリアムの平均取引手数料は1件あたり現在約40ドル。過去4カ月間で700%も増加している。
Etherscanによると、ガス価格は単純な取引で約45ドル、より複雑なスマートコントラクトのやり取りやユニスワップでの取引では140ドルと高額になる。
やってみればわかるが、少額の取引をする場合はこの手数料は痛い。
このイーサリアムの手数料高騰問題を解決するのが、レイヤー2の技術である。
このサイトでもわかるように、L2のソリューションに貢献するために、プロジェクトに資金をロックする金額が大きく増え始め、その総額は56億4,000万ドルとなり、過去最高となった。
その中でも1位は圧倒的にアービトラムで、レイヤー2市場の45%にあたる26億7,000万ドルを確保している。
分散型デリバティブ取引所のdYdXは9億7,500万ドルのTVLで2位。
個人的には特にdYdXに注目したい。
通常、UNISWAPに代表される分散型の取引所は、株式市場にあるようなオーダーの板がない。
このdYdXは板があるので、通常の中央集権型の取引所と似たような感じだ。
分散型取引所としては圧倒的な取引量で、他を突き放している。
手数料も安いので使い勝手が良い。
今ならステーキングは75%APRが付いているので、ガバナンストークンのdYdXを購入してステーキングも良いかと思う。
ステーキングは資金が引き出せないリスクもあるので、ポジションの大きさに十分注意してください。