この記事によるとイーサリアムの人気はいまだに圧倒的である。他を寄せ付けない。
まず、最も重要な指標は、開発者がどれだけアクティブに開発に取り組んでいるかというものである。
そもそも、分散型のブロックチェーンの場合、開発する人がいなければシステム自体回らないし、アップグレードしていかない。
特に大企業が強制的にそのシステムを開発させている訳ではなく、各々の開発者が開発したいシステムを選んで開発している。
ということはアクティブな開発者の数が、そのブロックチェーンが有望か否かのバロメーターになる。
レポートのデータによると、月間アクティブ開発者の面で、イーサリアムは4000人となっており、2位のソラナ(SOL)の1000人を大きく上回っている。さらにビットコイン(BTC)は500人で3位、カルダノ(ADA)は400人で4位となっている。
近年、ソラナが開発者数を伸ばしてきているが、それでもイーサリアムが他を圧倒している。
次にそのブロックチェーンが生み出している手数料である。
そもそも、手数料収入はそのブロックチェーンが生み出した付加価値の対価であるから、その手数料収入が多いほど、そのシステムの需要が強いと言える。
イーサリアムの需要は、7日間平均での推定取引手数料でみることができる。
データによれば、イーサリアムは1524万ドルを占めるようになっており、対照的にBNBチェーンやアバランチ、ファントムう、ポリゴン、ソラナは、すべて合わせても約250万ドルになる。
イーサリアムが圧倒的である。1週間の手数料収入が約20億円、年間1,000億円にもなる。
こう見てくると、イーサリアムの人気は他を圧倒しているといえよう。
ただ、トランザクション件数を見ると、イーサリアムはソラナやバイナンスチェーンに抜かれている。
使いやすさという面では、イーサリアムは他に劣ってしまっているといえよう。
イーサリアムも人気にあぐらをかいていると、他の競合から強烈なしっぺ返しを食うかもしれないよという話である。
まあ、将来的にこれらのブロックチェーンはどれか一つに集約される訳ではないので、並行して走っていくのであろう。
投資という意味では、イーサリアム、ソラナ、BNBに分散しておけば問題ないであろう。
まあ、最低でもイーサリアムは持っておいた方が良いということ。
今はイーサリアムの価格も安くなっているから買い時ではなかろうか。