イーサリアムの共同創始者の天才ヴィタリック・ブリテン氏が、イーサリアムの手数料高騰を抑える新しい解決策を提案した。
イーサリアムは、このヴィタリック・ブリテン氏の構想から始まっている。
この若者が考えたネットワークが、今やブロックチェーンとして世界中で利用されている。
イーサリアム自体、個人や企業の私有物ではなく、今や世界の公共のブロックチェーンネットワークとなっている。
トークンを作成するにしても、DeFiを利用するにしても、NFTを作成するにしてもイーサリアムを何らかしら利用することになっている。
結局、トランザクションがイーサリアムに集中することになり、ネットワークが混雑して手数料も高騰を招いており、以前より少し改善したとはいえ、まだ使いにくい状態は続いている。
イーサリアムはレイヤー1と言ってブロックチェーンのトランザクションを記録するもととなる位置にある。
このレイヤー1で全て処理すると、負荷がかかるので、レイヤー2と言って、イーサリアムのトランザクションを補助するようなソリューションが出てきている。
とはいえ、レイヤー2も圧倒的に手数料が下がるとも言えなかった。
そこで、今回ヴィタリック氏が提案したEIP4844というのを利用すると、レイヤー2の手数料が大幅に下がることが想定されるということだ。
イーサリアムの手数料問題は、ここ数年ずっと問題になっているが、なかなか大幅に改善されることはなかった。
Solanaなど他のレイヤー1ブロックチェーンに取引が移っているのも、ここに大きな原因がある。
手数料が下がり、使いやすくなれば、NFTを始め、ブロックチェーンサービスが利用しやすくなり、大幅に利用者が増えることになろう。
是非、早く、イーサリアム手数料問題を解決してほしいものである。