上記リンクに、DeFiの重要トレンドについての動画解説動画がある。
動画の内容のエッセンスは以下に記載しました。
⑥のDAOの規模拡大の話は、今後面白い動きになりそうです。
ご参考までに。
- ①資本効率性の高いAMM型分散取引所の模索
- ②マルチチェーン展開がデファクトスタンダードになる
- ③レイヤー2の実用の開始
- ④資本効率性の高い様々な種類のプロダクトの登場
- ⑤IDO(Initial Dex Offering)の継続
- ⑥DAOの規模拡大
- ⑦流出事件は今後も増加し、それに伴い規制当局のDeFiの関心が高まる
①資本効率性の高いAMM型分散取引所の模索
- 分散型取引所は、Uniswapに代表されるAMM型と呼ばれるものが主流。
- このようなAMM型の取引所は、仮想通貨のペアを流動性提供者から受け入れることにより、取引を成り立たせている。
- この流動性提供についても、より効率性の高いものを目指すような動きになってきているとのこと。
- 例えば、全ての価格帯で流動性提供するのではなく、価格帯を狭めることによって少ない資本で効率的な流動性提供が可能となり、手数料増加を狙えるようになったことです。
②マルチチェーン展開がデファクトスタンダードになる
- ブロックチェーンが多すぎで、ブロックチェーン側は、ブランド力あるアプリケーションをどう誘致するかが重要になっている
- この動きを受けて、アプリケーション側も複数のブロックチェーンで使えるように対応している。
③レイヤー2の実用の開始
- レイヤー2とはトランザクションをブロックチェーンの外部で完全に処理しようとする技術で、Plasma、Optimistic Rollupなどいくつかあり、ようやく、機能し始めてきた。
- イーサリアムの手数料高騰、処理スピード問題が解決しつつある。
④資本効率性の高い様々な種類のプロダクトの登場
- 収益性の高いサービスが開発されるきている。
- 例えば、LPトークン担保に資金を借りるとか。
- 今後もより資本効率を高める動きは続く。
⑤IDO(Initial Dex Offering)の継続
- 1,000万円〜3,000万円の小規模の資金調達は、中央集権型取引所では手間がかかり割に合わないので、IDOで実施される流れである。
- ただ、IDOは詐欺は多いので注意が必要。
⑥DAOの規模拡大
- DAO(非中央集権型自律分散組織)とは、管理者や主体を持たない分散型の組織で、組織内の階層構造もなく、構成員一人一人によって自律的に運営されている組織を指す。
- Yearn、Badger、Aaveなどのアプリケーションがそれに該当する。
- 資産を保有するDAOも多くなってきており、この資産の有効活用の観点から、他のプロトコルのトークンを取得してパートナーシップの構築などの動きが出てくるかもしれない。
⑦流出事件は今後も増加し、それに伴い規制当局のDeFiの関心が高まる
- 2020年初旬から2021年中旬までにDeFiの詐欺などによる流出は、40件超で被害額420百万ドル相当になっている。ただ、知られていない案件あるので、実際はもっと被害額が大きい。