上記はイーサリアムの価格推移グラフ、グリーン:対USD、イエロー:対BTC
昨日も書いたコインベース上場で、仮想通貨市場のコインは軒並み上昇している。
ビットコイン、イーサリアムとも市場最高値を更新。
ビットコインは一時利益確定売りで価格を下げたが、イーサリアムはかまわず上昇。ビットコインよりイーサリアムが買われ、上昇している。
なぜ、ビットコインよりイーサリアムが買われているのか?
先日も記事に書いたので、下記のリンクを参考にしてほしい。
イーサリアムは、いろんなブロックチェーンサービスに利用され、ブロックチェーンOSのデファクトのような存在だが、一方で、処理件数が少ないとか、GAS代(手数料)が高騰しているとか、利用する上で致命的な問題を抱えている。
今回はベルリンというアップデートで現在のイーサリアムチェーンの機能改善を行うが、次回7月のロンドンというアップデートはGAS代(手数料)の徴収形式を変更するから、今回以上に注目されている。
このように、イーサリアムはアップデートを繰り返し、並行に走っているイーサリアム2.0に統合していくことになる。こうなると今までの致命的な課題はほぼ解決する。
現在、イーサリアムは致命的な課題を抱えている中、ブロックチェーンのデファクトとして機能している。PCのOSのデファクトをとったWindowsのようなものである。
Windowsも決して満足できるものではなかったが、結局今もデファクトのままだ。
今回のビットコインよりイーサリアムが買われているのは、この将来の課題解決を見据えた期待からといえるであろう。
よく設計された最新のブロックチェーンが、イーサリアムからデファクトを奪いにきているが、イーサリアムがアップデートを繰り返し、最新のブロックチェーンの機能に近づいてきているので、この位置を奪うのはなかなか困難であろう。
イーサリアムは引き続きガチホかなと思う。