イーサリアムの決済取引量が爆発的に増えている。前期比1,280%、前々期比5,000%以上の伸びだ。
これに伴い、取引手数料も高騰しており、一時期過去最大の40ドルまで上昇した。少額の決済取引だと割に合わない手数料だ。
仮想通貨取引の中ではこの手数料は高く映るが、日本の銀行窓口だと国内3万円以上で880円、海外送金すると5,000円以上はかかることを考えると、逆に日本の銀行の手数料が異常に高いと思える。
イーサリアムのこの手数料の高騰は、今は少し落ち着いているが、決済取引量は今後も増えていく一方なので、手数料の高騰リスクと決済が混んで取引が遅くなるリスクは常に付きまとう。
イーサリアムも手を拱いているばかりではなく、バージョンアップしながら、この問題を解決していく方向だが、市場の成長が早すぎて追いついていない状況だ。
このような問題から、今後スマートコントラクト機能を持つブロックチェーンは、イーサリアムだけでなく、バイナンススマートチェーン他いくつかのチェーンが台頭してくるであろう。
そして、いくつかのブロックチェーンを繋ぐ機能を持ったPolkadotのようなものがいずれ必要になってくるように思う。
Polkadotの動きに注目したい。