投資銀行のジェフリーズ(Jefferies)は18日NFTについてアナリストノートを発表した。
同行は、NFTの市場規模予測を2022年に350億ドル(約4兆円)以上、2025年に800億ドル(約9兆1000億円)以上に引き上げている。
過去実績は、2020年33百万ドル(約46億円)、2021年130億ドル(約1.5兆円)であるから、成長著しい市場であることがわかる。
特に2021年はNFT市場が43,000%と凄い成長をした年であった。
コレクティブルのNFTやメタバースの土地が高額に取引された。
ただ、まだマーケットは一部のマニアや資産家が行っており、一般の人はそれほど参加していない。
今年のNFTの成長は、NFTがどこまで一般化するかが鍵を握るであろう。
NFTの成長によって、企業も大きく恩恵を受ける。特にゲーム、おもちゃ、エンタメ、ソーシャルメディアなどの企業は成長が加速していくであろう。
このレポートでも下記のような企業の株式を投資推奨している。
参考にしてみてはどうか。
消費者企業銘柄としては、ハズブロ(Hasbro)、マテル(Mattel)、ファンコ(Funko)、ゲームストップ(GameStop)を推奨。
またメタバース銘柄としては、メタ(Meta)、スナップ(Snap)、アクティビジョン・ブリザード(Activision Blizzard)、エレクトリック・アーツ(Electronic Arts)、テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェア(Take-Two Interactive Software)、ワーナー・ミュージック・グループ(Warner Music Group)、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music Group)、ロブロックス(Roblox)をあげた。
ただ、NFT市場にも大きな課題が残っている。
最もNFT市場で利用されているイーサリアムブロックチェーンのガス代(取引手数料)の高騰問題である。
1回の取引でガス代が5〜6千円もかかっては、一般の人が参入したくでもできない。
ただでさえ、ウォレットの操作方法や仮想通貨で決済するなど参入障壁が高いから尚更一般化にはほど遠い。
イーサリアムの手数料高騰問題は、2022年のバージョンアップでもすぐには下がらないだろうから、Solanaをはじめとしたほかのブロックチェーンのマーケットプレイスが伸びていくのではないかと思う。