110円程度で推移していた円が、つい最近、130円を突破して、急激に円安が進んだ。
円安が進んだせいで、海外から買う物の値段が約20%上がったことになる。
そもそも、ウクライナ戦争の影響で原油や天然ガスが高騰しているので、日本にとっては踏んだり蹴ったりの状況である。
なぜ、急激に円安が進んだのだろうか。
米国はじめ海外の物価上昇が強く、海外が金利を引き上げる方向に転じた。
日本のスタンスは金利を上げないとのスタンスであるから、海外との金利差が広がるとみて、円が売られているということである(金利の高い国にお金が流れるから)。
円安が進むと、円資産(例えば円預金)だけ持っている人にとっては、資産が目減りする状況である。
金利はまったく付かないのだから、減る一方である。
この状況を指を加えてみてても資産は増えないので、円資産が多い人はすぐにでも海外での運用も検討すべきであろう。
外貨預金などの方法もあろうが、外貨預金の金利も低く為替手数料も高いので、個人的にはお勧めしない。
この機会に是非、仮想通貨での運用も考えてみてほしい。
仮想通貨はドル建ての商品なので、基本円ヘッジ(円安リスクを回避する)商品になる。
ビットコイン、イーサリアムを買うのも良いが、価格の上下動が気になるのであれば、ステーブルコインと呼ばれる USDT、USDCに投資すればよい。
両方ともドルの価値に連動しているため、ビットコインやイーサリアムのような仮想通貨そのものの価格変動はない(為替の変動はある)。
ドルを持っているのと同じ感覚だ。
であれば米ドル預金でいいのではと思うだろうが、金利が全然違う。
USDT、USDCはDeFiに預ければ、およそ7〜10%くらいの利息は生み出せるであろう。
円安が止まらない可能性がある今だからこそ、円資産を仮想通貨に振り向けるチャンスでもある。
検討してみてはいかがか。