Googleのキーワード検索のデータでは、NFTへの関心が急騰しており、そのトラフィックは「DeFi」、「Ethereum」、「blockchain」、「Dogecoin」など、仮想通貨関連の重要キーワードを追い抜くまでになった。
以下グラフの通り、Googleトレンドによると、NFTへの関心は今年3月から4月にかけて、急激な上昇をみせている。
この今年前半の熱狂はDapper LabsによるNBAトップショットへの関心が発端となった。
5月の仮想通貨の急落とともに、関心が薄れ、6月末時点で検索ボリュームは約75%減少したが、その関心は7月には回復し始め、10月末にかけて再び急上昇していった。
そして、その関心は今や今年のピークに達している。
以下は、仮想通貨関連の重要キーワードのトレンドを表している。
5月の仮想通貨相場急落後、その人気を保っていたのが、昨日も記事に書いたドージコインのようなミームコインであった。
ドージコイン熱がだいぶ落ち着きをみせてきており、今はドージコインから他の犬コイン、または、NFTの方に関心が移っているようだ。
Googleのトレンドによると、NFTの検索トラフィックはアジア諸国でのものが多い。
中国やシンガポール、香港、フィリピンがキーワードの検索ランキングで上位に入っている。
中国の「NFT」検索数は今年9月5~11日にピークに達した。
これは、中国の巨大テック企業テンセントやアリババが8月にNFTマーケットプレイスを立ち上げたことによるものだった。
その後中国政府はメディアを通じてNFT市場のバブルに警戒感を示すようになり、少し落ち着いてきている。
もともと仮想通貨(主にビットコイン)自体の火付け役は、日本であり、その後、中国、韓国が盛り上がり、欧米諸国に広がっていった。
今回も、中国、シンガポール、フィリピン、ベトナムなどの東南アジア諸国からNFTが盛り上がってきている。
日本はかなり周回遅れではあるが、PolkafantasyのようなGame-Fiが立ち上がろうとしているし、NFTマーケットプレイスも出揃ってきた。
NFTコンテンツは日本に豊富にある。
あとは、NFTに関心を示すユーザーの広がりかなと思う。
NFTはアジア中心に盛り上がりを見せてきているので、是非、日本の盛り上がりに期待したい。