米テスラのイーロン・マスクCEOは、ツイッター社の買収を進める決断をしたことがわかった。
マスク氏は4月にツイッター社買収を提案したが、7月には「要求した関連ビジネス情報をツイッター社側は提供しなかった」などと主張し、買収を撤回。
しかし、米証券取引委員会(SEC)の書類によると、当初の条件でマスク氏は買収手続きを完了させる意向で、その旨を知らせる書簡を10月3日にツイッター社に送付したとのこと。
価格は当初予定の1株54.2ドルのようだ。
訴訟が終了し、早ければ金曜日にもツイッター社の買収契約が完了する可能性もあるという。
これを受け、下記の通りTwitterの株価が51.43ドルまで約20%(時価総額で1兆1千億円)上昇した。
ちょうど4月下旬に合意を発表した時の株価まで戻った格好だ。
このニュースは仮想通貨市場にとっても大きいニュースである。
なんといっても、イーロン・マスクは2との仮想通貨に大きく関わっている。
まず一つ目はビットコインである。
個人でも、テスラでも相当のビットコインのポジションを抱えているし、ビットコインの推奨者的な立場であったからだ。
今回のニュースを受け、以下の通りビットコインの価格も上昇している。
もう一つ欠かせない銘柄がある。
下記のドージコインである。
ドージコインも相当の量を保有しており、Twitterでこのドージコインの広告塔となって世界中に広めたのもイーロン・マスクである。
下記の通り、ドージコインも今回のニュースを受けて価格が上昇して反応している。
今回のイーロン・マスク氏のTwitter買収再開のニュースのアナウンスメント効果は大きく、株式市場全体を大幅に回復させ、ついでに仮想通貨市場も大きく回復させた。
まあ、これだけで今の株式市場、仮想通貨市場が本格的に回復することはないだろうが、良い材料であることは間違いない。
仮想通貨市場への投資をやっている限り、イーロン・マスクの動向をおさえることは欠かせないといえよう。