米決済大手ペイパルが2021年4〜6月の決算を発表。
62.4億ドル(約6,850億円)の純収益で昨年同期と比べて+17%になる。
また、第2四半期もユーザー数の伸びは堅調で、1,140万の新規アクティブアカウントを記録、アクティブアカウントの総数は4億300万に達した。
2Qに処理した決済の総額は3,110億ドル(約34兆円)で、前年同期比で+36%の伸びを示している。
ペイパルは昨年10月に仮想通貨の取扱を開始した。プラットフォームを通じて仮想通貨を購入した顧客は、ログイン頻度が暗号資産取引サービス開始前の2倍になったり、相乗効果が出始めている。
仮想通貨対応のスーパーアプリ・ウォレットを近々開始を予定。高利回りの貯蓄機能、口座振替資金への早期アクセス、メッセージング機能とともに「新たな仮想通貨機能」などを備えているという。
ペイパルは単なる個人間決済サービス会社であったが、仮想通貨サービスを取り込み、決済会社から次世代金融サービス会社へ変貌を遂げようとしている。
本日、三菱UFJ、スマホ金融で大和証券や東京海上など業種超えスマートフォンで一体提供する基盤をつくるというニュースがあったが、時既に遅しか。
日本市場も既に4億人が利用するペイパルに飲み込まれていく日が近いのではなかろうか。