ビットコインの急落を受けて、市場は揺れ動いましたが、ここにきて、市場もやや落ち着き売り圧力が減少したと、データから読み取れます。
上記グラフは、ビットコインの取引所の流入/流出額(7日平均)をネットで表したものです。緑色の部分は取引所に移動したビットコイン量の流入超、赤色の部分はその逆で流出増を表しています。
通常、ビットコインを保有する場合、取引所に置いておくというより、自分の管理するウォレットに保管します。取引所に置いておくと取引所がハッキングされた時に、ビットコインが戻ってこないこともあるので、そのリスクを考えて、そうします。大口保有者になれば尚更です。
ただ、今回のような暴落局面で売却したくなった場合は、ウォレットから一旦取引所にビットコインを移動させた上で、売却して法定通貨(ドルや円)などに交換します。
なので、取引所への流入増(緑色)は、売り圧力が強まった時、取引所からの流出増(赤色)は売り圧力が弱まった時と判断できます。
グラフをみると、先日のビットコインの暴落の初期段階で、大量のビットコインが取引所に流入しています。そして今は、流出増(赤色)に変わりました。
この動きから、市場の弱気モードは一旦落ち着いたのではないかと考えられます。
Glassnodeはちょっとした市場の分析に使いやすいツールですので、訪れてみてはいかがでしょうか。