今年の4月14日のナスダックに上場したCoinbaseが日本でサービスを開始した。
時価総額6兆円、ユーザー6,800万人と米国最大の取引所。 以下参考記事。
当初の取扱銘柄は、以下の5銘柄。
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ステラルーメン(XLM)
ライトコイン(LTC)
また、三菱UFJ銀行との提携を発表。MUFJを決済パートナーとして迎え、クイック入金サービスを提供する。
日本は仮想通貨市場で世界3番目の取引量を誇る。
海外から参入するには魅力的な市場だ。
ただ、銘柄等の規制が強く、米国のように100銘柄を超えるような銘柄数を取扱いできなかったり、サービス面で、日本の既にある取引所と特に差別化できているわけではない。
今回のCoinbaseも当初5銘柄の取扱で、銘柄も既に日本で取り扱っている銘柄で、変わり映えはしない。
では、日本のユーザーがCoinbaseを利用する理由は何だろうか。
あるとしたら、安心感であろう。
日本はマウンドゴックス、コインチェックのように、当時ハッキングで世界最大の被害を出している。
昨日も日本でもサービスを提供するLiquidのウォレットで80億円規模のハッキングが起こった。
Coinbaseは素人の方から見ても、以下の点で安心に感じる。
- 米国で上場している世界最大級の取引所で6,800万人が利用していること
- これまで一度もハッキング被害に遭っていないこと
- 資産の98%をコールドウォレットで管理していること
- 最大250,000ドル(27百万円)までハッキング等の補償がついていること
まあ、初心者が初めて取引する取引所としては、極めて安心であろう。
このようにCoinbaseという黒船が日本に上陸した。
日本の取引所もうかうかしていられないのではないか。