以前からこのブログで紹介している仮想通貨取引所FTXだが、米国のFTX.USが米国の仮想通貨のデリバディブ取引所を運営しているLedgerXを買収するようだ。
ニューヨークを拠点にするLedgerXは、担保付現物決済のビットコインスワップやオプション取引を提供している企業。
2019年6月にはアメリカ商品先物取引委員会(CFTC)から指定契約市場として承認を受け、2020年9月にビットコイン先物の提供を開始していた。
FTX.USは米国株式市場への上場を目指しており、業容拡大のために、今回の買収に踏み切った。
FTX.USは、本家のFTXと異なり、米国の規制に準拠した形式で取引所を運営している。
FTX.USがいちから仮想通貨の先物・オプションの商品提供を始めようとする場合は、米国規制当局の認可を受けるなど、多大な時間とコストがかかってしまう。
今回、既に仮想通貨の先物・オプション市場の当局の承認を受けている当社を買収することで、導入までの時間とその顧客を買えるので、FTX.USにとってはメリットが大きい買収であっただろう。
今回の買収を受けて、FTX取引所のトークン(FTT)は1日で30%以上高騰した。
近いうちに、FTX.USの上場もあるだろうから、その時はまた一段の急騰を見せるであろう。
FTX取引所の代表のバンクマン-フリード氏は天才で考えているスケールがデカすぎる。
将来的には、ゴールドマンサックスやCMEグループなどの金融界の巨人を買収するというアイデアもあると言っているが、5年後そうなっている可能性もある。
FTXは、自動車業界で革命を起こしたテスラのような存在になれるか、今後の成長が楽しみにである。
FTX関連の過去記事参考にして下さい。