18日、ビットコインが一時15%下落し、570万円近くまで下げた。
今は少し戻して600万円をキープしている。
下げた要因は、以下の4つ。
①トルコ中央銀行が4月末より仮想通貨決済を全面禁止する方針を伝えた(16日)
②ビットコインマイニングハッシュレートの急落(16日)
③15日のコインベース上場に伴うご祝儀相場のセル・ザ・ファクト(アルト市場急騰の反動)
④ 米金融機関の仮想通貨に関わるマネロン疑惑と財務省による告訴に関する投稿(18日)
①トルコに限らず、インドなど新興国ではよくあることだし、全面禁止をしたところで実際は規制ができなので、実質的な影響はない。
今回の急落の直接的な要因ではない。
②マイニングハッシュレートとは、ビットコインの採掘速度(演算速度)のことで、ビットコイン価格と相関が強いことが指摘されている。
マイナーはいまだに中国が過半を占め、影響力があるが、今回は、マイナーの多い中国ウイグル自治区の停電やマイニングに必要な半導体の需給ひっ迫などの事情により、マイニングハッシュレートが下がった。
それに連動してビットコインの価格も下がったという構図である。
③要するにコインベース上場もあり、買われすぎだったということ。
④単なる噂に敏感に反応したということ。
こうして、ビットコインの急落の要因をみてみると、コインベースの上場もあったので、みんなが強気にレバレッジを大幅に増やして短期勝負でビットコインを購入した結果、④の規制の噂でビビって売却、その売却による価格急落で、ロスカットの連鎖を起こしたのが真相のようだ。
実際に24時間で1兆円近くのロングポジションが精算されている。
ビットコインに根本的な下落要因があったわけではないので、まだ少しは調整はあったとしてもこれ以上の大幅下落の連鎖が続くとは考えにくい。
投資は中長期的目線で、今回のような急落があった場面場面で淡々と購入していくのが良いのであろう。
高値づかみをした方も、売却はせず、ガチホが正解だ。レバレッジはあまりかけすぎないように注意しましょう。