■ 先週金曜日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,071.79
(-24.57)
香港ハンセン
23,249.78
(-365.11)
ドイツDAX指数
6,981.49
(-81.60)
NYダウ
12,044.40
(+59.79)
日経平均
10,254.43
(-179.95)
日経225先物(シカゴ)
10,005
(-300.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→ユーロ→円)
ドル−円
81.85
(-1.07)
ユーロ−円
113.75
(-0.57)
ユーロ−ドル
1.3895
(+0.0108)
●債券
米国10年債
3.40%
(+0.04%)
日本10年債
1.26%
(-0.06%)
●商品
NYMEX原油先物
100.59
(-1.66)
NYMEX金先物
1,422.50
(+11.20)
■ コメント
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今週の株式相場は、世界的に慎重ムードが強まりそうだ。
東日本巨大地震、中東・北アフリカの政情不安、欧州の財政不安と、各々大きなリスクが世界を覆っているからである。
特に、今回の日本の地震の影響が、どう世界に影響を与えるかが読みづらい。
1995年の阪神・淡路大震災後には、日本の投資家がリスク回避の目的で、海外資産を売却して79.50円の最高値を付けたことがある。
今回の地震で保険会社の損失が最大150億ドルになると言われている。
全部が全部日本の保険会社の損害ではないが、巨大な外貨建て資産を持つ日本の保険会社が外貨建て資産を売却することが十分予想されるので、それだけとっても巨額の円買いが行われる可能性が強い。
一旦は、円が買い戻される状況で、その後、日本の地震の状況により、円安が進んでいくものと思われる。
こんなに、いろんな意味でリスクが高まっているときは、現金で持っているのが一番だと思うので、一旦、市場から退避することをお薦めする。