■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,075.80
(+4.01)
香港ハンセン
23,345.88
(+96.10)
ドイツDAX指数
6,866.63
(-114.86)
NYダウ
11,993.16
(-51.24)
日経平均
9,620.49
(-633.94)
日経225先物(シカゴ)
9,390
(-615.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→円→ユーロ)
ドル−円
81.64
(-0.21)
ユーロ−円
114.26
(+0.51)
ユーロ−ドル
1.3995
(+0.0100)
●債券
米国10年債
3.36%
(-0.04%)
日本10年債
1.21%
(-0.04%)
●商品
NYMEX原油先物
101.52
(+0.93)
NYMEX金先物
1,423.50
(+1.00)
■ コメント
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(アジア)
中国株、香港株とも上昇。
日本の復興に必要な資源重要が高まるとの観測から、鉄鋼、石炭関連株を中心に上昇した。
(欧州)
欧州株は下落。
日本の地震の影響で、再保険会社と電力など公益銘柄が売られた。
保険請求額は最大2兆8千億に達する可能性があり、スイス再保険、ミュンヘン再保険が急落した。
また、EUの各国首脳がユーロ圏救済基金の拡充について予想外に合意したことを好感し、下げ幅を抑えた。
(米国)
米国株は下落。
日本の地震が日本経済に長期に渡って悪影響を及ぼすとの懸念から、リスク資産を売る動きが加速し、下落となった。
(まとめ)
日経平均は633円下落し、9,620円で引けた。想定の範囲内といったところか。
日銀が資産の買い取り枠を5兆円から10兆円に引き上げたこともあり、不安がやや軽減している。
ただ、次の地震や原子力発電の事故により、さらにリスクが増す恐れがあるので、予断を許さない状況にある。
しばらくは世界的にリスク回避的な相場が継続するであろう。
今後、相場下落により買いのチャンスは広がると考えられるので、今は手元にキャッシュを用意し、じっとかまんである。