■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
2,977.10
(+36.27)
香港ハンセン
23,121.70
(-85.61)
ドイツDAX指数
6,304.57
(-4.94)
NYダウ
11,020.40
(+10.29)
日経平均
9,388.64
(-200.24)
日経225先物(シカゴ)
9,490
(-165.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→ユーロ→円)
ドル−円
81.82
(-0.24)
ユーロ−円
113.82
(-0.05)
ユーロ−ドル
1.3911
(+0.0035)
●債券
米国10年債
2.42%
(+0.03%)
日本10年債
0.86%
(-0.02%)
●商品
NYMEX原油先物
81.75
(-0.17)
NYMEX金先物
1,351.80
(-1.80)
■ 前日の相場のコメント
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(アジア)
・中国株は上昇、香港株は下落。
・中国株は自動車、資源企業の利益見通
しが改善されたことを受け上昇。
・一方、香港株は中国の一部銀行の預金
準備率を引き上げたことを受け、不動産
、銀行株中心に下落。
(欧州)
・欧州株は小幅下落。
・英住宅市場の価格下落が示されたこと
で、最近の株高に行き過ぎ感が出た。
・原油・金属価格の下落を受け、商品株
が売られた。
(米国)
・米国株は上昇。
・9月21日開催の連邦公開市場委員会
(FOMC)の議事録が公開され、メンバー
が「近い将来」金融緩和を実施する用意
があるとの認識が示されていたことで、
追加緩和への可能性が強まり、株式相場
を押し上げた。
(まとめ)
・9月のFOMCの議事録公開で、追加緩和へ
の期待が高まり、過剰流動性相場を形成
する一方、
追加緩和を織り込みすぎたヘッジファ
ンドが11月の決算を前に、リスクの高い
新興国株式や商品等のポジションを解消
するのではないかとの懸念も出始めてい
る。
・11月2-3日のFOMCまではドル安が続き、
リスク資産が買われると見ていたが、
ドルが下げ渋り、リスク回避的な動きも
出るようになってきた。
・株式、商品等のリスク資産から、安全
資産の債券に乗り換えるという早めの対
応も必要な局面ではないかと思う。