暗号資産投資ガイド

仮想通貨の始め方と稼ぎ方

簡便法

株主価値のもとめ方(簡便法)

事業価値=1年目のFCF/(加重平均資本コスト−FCF成長率)

※FCF:フリーキャッシュフロー

私の保有銘柄でもあるSHOEI(7839)で見てみましょう。
2005年9月のFCF(営業CF+投資CF)は、9.36億円で、1年後も同様であると仮定し、FCF成長率も0とします。加重平均資本コストはこの企業に自分が投資する場合の期待する収益率を用います。私にすればこの企業はリスク認識は低く、6%も取れれば十分と思っています。そうすると企業価値=9.36/0.06=156億円、一方負債価値は1億円、現金及び預金が16億円あるので、株主価値=156億円+16億円−1億円=171億円 購入した当時2005年7月ごろの時価総額は125億円でした。株主価値<価格(時価総額)なので、購入できるという訳です。
これはあくまで簡便法なので、実際はもっと詳細な分析を行います。しかし、まずはこの簡便法でざっくりとした感覚を身につけることです。FCF(営業CF+投資CF)は四季報に記載されているし、期待収益率は通常安定した企業で6〜7%程度で、そうでないものは10%なんか使ってみます。あとは自分の感覚で考えてみて下さい。

FCF、加重平均資本コストの詳細な算出方法、成長率の考え方等は後々書きます。