高額のNFTの代表格といえば、以下の5種類になる。
CryptoPunk #6784
実はこの高額のNFTをBendDAOというサービスに預け入れると、このNFTを担保に時価の40%までETHを借入することができる。
金利はETHベースで年利36.65%と結構高い。
こんなの借りる人いるのかと思うが、実際現在34億円の借入がある。
高額NFTが盛り上がった4月頃はもっと借入が急増していたが、この時最も高額なNFTであるBAYCの価格も100ETH〜150ETHと上昇していた。
これが今や60ETHにまで下落しているので、4月から借入している人は担保割になり、担保のNFTが競売にかけられている。
この担保のNFTが強制的に競売にかけられると、BAYCの価格は下がりやすくなる。
BAYCの価格が下がるとさらに、担保割れが起こるNFTが増え、さらに競売が増える。
このようなスパイラルが流動性危機と呼ばれるもので、この負の連鎖に警戒感が出ているという話である。
結論からいうと、そもそもNFT市場規模は、仮想通貨市場全体からすれば微々たるもので、これが仮想通貨市場全体に影響を及ぼすことはほとんどないと言えよう。
NFTの高額なコレクティブ市場は、価格下落の影響が少し出るかもしれないが、危機的な状況まで行くことはないであろう。
実際競売に関してもそこそこな価格で買い手がしっかり現れており、高額NFTの需要はそれほど衰えていない。
NFT好きやNFT投資家であれば、高額NFTは欲しいものだから、虎視眈々と狙っている人も多いのではないか。