中央アフリカ共和国といえば、今年の4月に世界で2番目にビットコインを法定通貨として採用した国である。
以下の過去記事を参照してほしい。
今回はビットコインを裏付けとした「サンゴコイン」を発行すると発表した。
どのように裏付けされているかは定かではないが、ビットコインの発行量は限られているため、ビットコインそのものを通貨として利用を促すよりも、サンゴコインのような別通貨を発行させた方が発行量も増え、経済にとっては大きなプラスであろう。
同国は、新たな投資機械の創出を目的に、同国が産出する石油、ダイヤモンド、銅などの資源をトークン化する計画を発表もしている。
これに今回のサンゴコインをどのように紐付けるかはわからないが、例えば、サンゴコインを持っている人にこの天然資源トークン化したものをエアドロップするとか、天然資源トークンはサンゴコインでしか購入できなくするとかすれば、サンゴコインはビットコインと天然資源に裏付けされた通貨となり、かなり信頼性は増すのではないか。
また同国が開発するメタバースにおいてもサンゴコインを利用させる方向性のようだ。
これも、サンゴコインの利用を促進する意味では非常に有効であろう。
メタバースの内容次第ではあるが。
このように自国の通貨が弱い新興国だからこそ、ブロックチェーンの新しい仕組みを利用して、国自体をチェンジしようとチャレンジをしているのである。
通貨の真の独立こそ、先進国の植民地からの本格的な独立を意味する。
仮想通貨に投資する立場からすると、中央アフリカ共和国のこの動きを応援したい。