LooksRareという新しいNFT市場がある。
現在、NFT市場で世界最大の取引高を誇るのはOpenSeaであるが、13日時点でこのOpenSeaの倍にあたる5.5億ドル相当のETHがLooksRare上で取引された。
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なぜ、このように出来高が急増したかというと、その理由はウォッシュトレードである。つまり自分自身で売買をして取引高を作っていくというもの。取引の水増しである。
なぜ、取引手数料やガス代(決済手数料)を支払ってまで、こんなことをするかというと、このLooksRareで売買すると、その取引高に応じて、LOOKSというトークンが貰えるからである。
このトークンの価格がの上昇による利益や配当が、先ほどの手数料を超えている限りは自己売買しても儲かるのである。
ちなみに今LOOKSトークンをステーキング(預ける)と年利で850%の配当(予想)が貰える。
まあ、そんな美味しい話はそうあるわけではなく、先行者はそこそこ利益が取れるが、このLOOKSトークンを価格が上昇してから買って人たちは、この自己売買した人に自分の元本から利益を渡しており、いずれ、損することになる。
なので、LooksRareのNFTの取引高が伸びているということと、このLOOKSというトークンを預ければ、850%の配当がもらえるというだけで、このLOOKSというトークンに投資してしまうと、痛い目にあうと思う。
なぜ、取引高が伸びているのか、なぜ注目されているのか、サービス面も含めて、よく調べてから投資するようにしましょう。