coinpost.j米ディズニー社は10日、独自のメタバース(仮想空間)の構築に意欲を見せた。
現段階では詳細は明らかにしなかったものの、ボブ・チャペック(Bob Chapek)CEOが4Q(第4四半期)決算説明会で方針を表明した。
ディズニーは、10月28日にNFTの収集・取引のアプリを提供するVeVeと、米ストリーミングサービスDisney+(ディズニープラス)のリリース記念日を祝して、NFTのデジタルコレクタブルシリーズをローンチすることを発表していた。
NFTはメタバースにとっては切ってもきれないサービスである。
ディズニーとVeVe、NFT「コレクタブルシリーズ」のリリースへ
先日、FaceBookが社名を「Meta」に変更し、今後はメタバース分野に注力すると発表して以来、メタバースへの注目度は日に日に高まっている。
これに続いて、ナイキやマイクロソフトもメタバースへの事業参入を表明している。
ただ、メタバースに最も適しているのは、デジタル化できるブランドのあるコンテンツを多く保有している企業である。
アニメなどは最たるものであろう。
ディズニーの場合、ディズニーランドをメタバース化できるので、メタバース上のディズニーランドの中で経済活動が行われる仕組みを構築するのが容易である。
メタバースに付随して、NFTマーケットプレイスやディズニー独自仮想通貨も取り扱われるようになれば、非常に大きな経済圏を作ることができる。
ディズニーとメタバースの親和性は非常に高い。
今後のディズニーの展開には注目したい。