イーサリアム(ETH)が市場から消えている?
どういうことか。
下記のグラフを見てほしい。
青い線がイーサリアムの取引所での保有量である。
今年に入っって減少傾向を辿っており、5年ぶりの低水準となった。
つまり、取引所かイーサリアムが消えているのだ。
一方で、ビットコインは5月まで増えていき、そこからは横ばいである。
いまだに、仮想通貨を取引をする場合は、バイナンスをはじめとした中央集権型の取引所での取引が圧倒的である。
この取引所において、イーサリアムの保有量が減少しているということは、取引所からウォレット等にイーサリアムを移していることになる。
ということは、すぐ売却する予定はなく、ガチホするという意思の現れである。
このように取引所からイーサリアムが消えているということは、ETHの価格にとっては追い風といえよう。
もう一つ、ETHにとって追い風の話がある。
8月5日にアップグレードして、手数料体系を買えたのと、イーサリアムに入る手数料でETHをバーン(焼却)する仕組みを整えた。
ETHは発行上限がなく、一定量定期的に増加してくインフレ通貨であるが、このバーンの仕組みを入れたことで、純発行額は以前の半分にも満たなくなっている。
このバーンの仕組みがETHの供給量を抑えていることになる。
このように、投資家の動向とETHの需給の話から、ETHは当面底堅く推移するものと思われる。