ビットコイン等仮想通貨を利用して楽天で買い物が可能になった。
流れはこうだ。
楽天グループには、楽天ウォレットという仮想通貨取引所がある。ここで法定通貨(円)でビットコイン等を購入、または保有のビットコイン等を楽天ウォレットに送付する。
この楽天ウォレットから楽天キャッシュと呼ばれる楽天グループの電子マネーに変える、この電子マネーを楽天ポイントに変えるか、楽天PAYにチャージして買い物に利用するというもの。
楽天ウォレット→ 楽天キャッシュ→ 楽天ポイントor楽天PAY この変換の手数料はすべて無料。
楽天ポイントは年間3,200億円を発行している。これに楽天PAYの取引額が加わるので、決済取引としては相当な規模になる。
ビットコイン等仮想通貨は決済で使い勝手が悪いが、以前紹介したPAYPALでの利用や今回のような楽天での利用が広がれば、ビットコイン等仮想通貨の弱点が補えるであろう。
ビットコインは、日本ではこれまで価値貯蔵機能としての一面が強かったが、この楽天の決済サービス開始により、交換(決済)機能の一面も出てきた。
これでビットコインは通貨に近い状態となり、日本でも利用が広がるのではないかと思う。