#Bitcoin 💔 pic.twitter.com/lNnEfMdtJf
— Elon Musk (@elonmusk) 2021年6月4日
イーロン・マスク氏のTwitterの投稿が、ビットコインの価格を揺り動かしている。
たった、1回のツウィートがきっかけで、ビットコイン価格は24時間で6%下落して、約4兆円の価値が吹き飛んだ。
ツウィートも明確なコメントではなく、Bitcoinのハッシュタグの隣に、割れたハートマークなど謎めいたものだ。
これを見たフォロワー5,650万人からこのツウィートが拡散され、いろんな憶測を呼んだ。
イーロン・マスクといえば、彼の経営している自動車会社テスラでビットコインを大量に購入し、一時期テスラの購入の決済にビットコインを利用できるようにするなど、ビットコインびいきで有名であった。
その影響力で、多数の人の仮想通貨市場への参入を促して、ここ数ヶ月の仮想通貨市場の急速な盛り上がりの立役者であった。
そのイーロン・マスクが、5月12日頃、ビットコインは電力消費が激しく、環境に良くないということから、テスラ購入時のビットコイン決済を取りやめたを発表して、ビットコインの急落を演出していた。
その後の動向が注目されていたが、今回のハートの割れたツイートがさらに追い討ちをかけた格好だ。
世界の時価総額が7,000〜8,000兆円と言われる株式市場と違い、200兆円程度弱と小規模であり、ボラティリティが高い市場である。
影響力のあるイーロン・マスクの発言により、振り回されるのは止むを得ないことだが、あまりにも振り回されすぎではないか。
そもそも、ビットコインはPOWの承認システムなので、電力消費が激しいが、今の仮想通貨の主流はPOS等電力消費がほとんどない承認システムであり、仮想通貨市場自体影響を受けるものおかしなものだ。
そもそも、そのこと自体わからずに購入している人が多くいるというのが仮想通貨市場の現状であろう。
ここは、あまりイーロン・マスクに振り回されず、下落局面を購入しておくべきであろう。
ただ、ビットコインはPOWなので、購入するならPOSの銘柄が良い。
ちなみにイーサリアムは今はPOWであるが、POSに移行する予定である。
イーサリアムはこのツイートに本来、影響を受けないはずなのだが・・・。