■ 先週金曜日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,014.00
(-0.07)
香港ハンセン
23,012.37
(+411.33)
ドイツDAX指数
7,185.17
(+54.67)
NYダウ
12,130.45
(+61.95)
日経平均
10,526.76
(+74.05)
日経225先物(シカゴ)
10,550
(+115.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→ドル→円)
ドル−円
81.68
(-0.24)
ユーロ−円
112.33
(-0.74)
ユーロ−ドル
1.3753
(-0.0050)
●債券
米国10年債
3.41%
(-0.03%)
日本10年債
1.25%
(+0.02%)
●商品
NYMEX原油先物
98.23
(+2.28)
NYMEX金先物
1,408.80
(-3.70)
■ コメント
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前週はリビアで反政府勢力が攻撃されるなど、中東・北アフリカ情勢の混乱が続き、原油がNY先物で100ドルを突破、これが世界的な景気回復の足かせになるとの見方から、株安が進んだ。
為替市場では、リスク回避の動きから、有事に強い、円やスイスフランが買われ、円高、スイスフラン高となった。
ただ、週末にかけ、サウジアラビアの原油増産のニュースが伝わると、原油価格は高値から下落し、安定的に推移したため、投資家心理は改善、日米の株式は買い戻された。
さすがにリビアの事態を重くみた国連が週末に金融制裁などを柱とした制裁決議を発動、カダフィ封じに動いたが、軍事措置はなく、事態がすぐ収まるまでには至っていない。
また、民主化要求デモの動きが、次は湾岸産油国のオマーンに広がっており、予断を許さない状況、これがサウジアラビアまで広がるようだと、一旦安定した原油価格も再び急上昇することとなるので、注意が必要。
今週も引き続き、中東・北アフリカ情勢と原油価格を注視しながらの相場となるから、積極的には買いは入りづらい週となろう。