暗号資産投資ガイド

仮想通貨の始め方と稼ぎ方

円実効レートの低下が示すもの

■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,061.70
(+25.83)

香港ハンセン 
23,156.97
(+257.19)

ドイツDAX指数 
7,414.30
(+14.26)

NYダウ 
12,287.98
(+61.34)
速報値

日経平均 
10,808.29
(+61.62)

日経225先物(シカゴ) 
10,880
(+120.00)

●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→円→ユーロ)

ドル−円
83.53
(-0.28)

ユーロ−円
113.33
(+0.34)

ユーロ−ドル
1.3567
(+0.0085)

●債券
米国10年債 
3.62%
(+0.02%)
速報値

日本10年債 
1.36%
(+0.05%)

●商品
NYMEX原油先物
84.99
(+0.70)

NYMEX金先物
1,374.30
(-0.50)

■ コメント
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(アジア)
中国株、香港株とも上昇。

値上げの動きを見せる鉄鋼株とアナリストが推奨した工業株が中心に買われた。

(欧州)
欧州株は上昇。

ハイネケンやソシエテ・ジェネラルの利益が予想を上回ったこと、米住宅着工件数が予想以上の伸びとなったことを好感した。

(米国)
米国株は上昇。

コンピューター大手デル等の主要企業の決算が良好であったこと、仏製薬大手サノフィが米バイオベンチャーの買収に合意したこと好感した。

また、米住宅着工件数が前月比14.6%の59万6千戸と4ヶ月ぶりの高水準を回復したことが相場を支援している。

(まとめ)
欧米企業の良好な決算や中国株の上昇を受けて、リスク選好的な動きが活発となり、世界のほとんどの株式市場が上昇している状況。

この流れの中で、海外投資家は出遅れ感のある日本株に注目しており、日本株のウエイトを引き上げているようだ。

このところの円が幅広い通貨に対し、下落しており、日本株の上昇を支援しているといえよう。

実際、円の総合的な価値を示す実効レートをみると、約5ヶ月ぶりの低水準となっている。

昨年末との比較でいえば、円は3.2%の低下、スイスフランの4%低下に次ぐ、下落率である

一方、昨年末比で上昇しているのは、イギリスポンド、韓国ウォン、ユーロ、人民元など。

上昇している通貨は、インフレを抑えるため、利上げに動いているか、動こうとしている通貨で、低金利が続くと予想される円やスイスフランとの金利差拡大から、買われているようだ。

ただ、経済がまだ持続的な回復に至っていないイギリスやユーロが利上げに動くというのは行き過ぎの感はあるので、引き続き一方的な円の実効レートの低下は限られよう。

但し、中国や韓国などアジア諸国は、インフレ抑制のため、利上げに動くことは確かなので、円はアジア通貨に対して、下落する可能性は高い。

ということは、日本からアジアへの投資は為替で勝てる可能性が高いということであろう。

アジアへの投資を検討してみては、いかがか。