暗号資産投資ガイド

仮想通貨の始め方と稼ぎ方

今週の相場

■ 先週金曜日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●株式
中国 上海A株
2,976.74
(-1.23)

香港ハンセン 
23,320.52
(-128.26)

ドイツDAX指数 
6,947.72
(-9.89)

NYダウ 
11,382.09
(+19.68)

日経平均 
10,178.32
(+9.80)

日経225先物(シカゴ) 
10,175
(-95.00)

●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→ユーロ→円)

ドル−円
82.70
(-1.16)

ユーロ−円
110.74
(-0.16)

ユーロ−ドル
1.3408
(+0.0184)

●債券
米国10年債 
3.01%
(+0.01%)

日本10年債 
1.22%
(+0.01%)

●商品
NYMEX原油先物
89.44
(+1.45)

NYMEX金先物
1,413.80
(+28.30)

■ 先週金曜日の相場のコメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(アジア)
・中国株、香港株とも下落。

・中国の追加的な金融引き締めの見通し
が強まったのを受け、下落となった。

(欧州)
・欧州株は下落。

・米雇用統計が予想を大幅に下回り、圧
迫材料となった。

(米国)
・米国株は上昇。

・11月の米雇用統計によれば、非農業部
門雇用者数は前月比3万9000人増加と前
月の17万2000人の増加から大きく減少。

 失業率は9.8%で前月の9.6%から上昇
し、4月以来の高水準となった。

・この雇用統計の悪化を受け、株式相場
は下落。

・終盤に入り、バーナンキFRB議長がFRB
の国債買入額の更なる増加を否定しなか
ったこと(更なるマネーの供給もあり得
ること)が伝わると、株式相場は上昇に
転じた。

・雇用統計の悪化を受け、ドルは主要通
貨に対し、大きく下落し、このドル安を
受け、商品相場は上昇した。

■ 今週の相場
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・これまで懸念されていた北朝鮮問題、
欧州債務問題は、引き続き問題は解決し
ていないものの、小休止といったところ。

・注目材料であった米雇用統計は悪化と
なり、米景気に暗雲が立ち込めてきた。

・また、インフレ懸念が進行していた
中国では、金融緩和を終了し、約2年ぶ
りに緩和路線を転換した。
 
・そして、ブラジルも7月以来の預金準備
率引き上げを実施し、3兆円の資金を吸収
した。

・先進国は金融緩和による過剰な流動性
と、通貨安による新興国への輸出で、景
気を支えようとしているが、

 その副作用で新興国にインフレと通貨
高をもたらし、新興国の景気に悪影響を
与えかねない状況となってきた。

・新興国の金融引き締めで、新興国の景
気が減速しかねず、先進国はかえって自
分の首を絞めつつある。

・アメリカをはじめとした先進国の内需
の冷え込みは当面続くことから、世界の
成長は新興国の需要次第となっており、

今後もBricsの動向、中でも中国の政策
の運営と成長の軌道が今後の世界経済を
方向づけそうである。

・今後は、中国の更なる金融引き締めへ
の動き、中国の景気動向に注視していき
たいと思う。

・あわせて、北朝鮮問題、欧州債務問題、
米国の追加金融緩和の動きにも注目した
い。

・今週も、不安定要因が多く、リスク回
避の相場が続くとみている。

・ドルもユーロも積極的に買えない状況
となれば、円が独歩高の展開も予想され
よう。