■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
2,989.85
(-12.32)
香港ハンセン
22,902.97
(-142.22)
ドイツDAX指数
7,057.69
(-10.23)
NYダウ
11,573.49
(+14.00)
日経平均
10,346.48
(+0.00)
日経225先物(シカゴ)
10,320
(-70.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→ユーロ→円)
ドル−円
82.90
(-0.53)
ユーロ−円
108.77
(-0.61)
ユーロ−ドル
1.3117
(+0.0007)
●債券
米国10年債
3.39%
(+0.04%)
日本10年債
1.15%
(+0.00%)
●商品
NYMEX原油先物
91.45
(+0.67)
NYMEX金先物
1,379.80
(-7.30)
■ 前日の相場のコメント
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(アジア)
・中国株、香港株とも下落。
・中国政府が一部外資による不動産投資
の承認を停止するよう地方当局に命じる
等不動産投資規制の強化が相場の重しと
なった。
(欧州)
・欧州株は下落。
・大手格付会社フィッチがハンガリーの
長期格付けを引き下げたことを受け、欧
州の債務懸念が高まった。
(米国)
・米国株は上昇。
・経済指標の発表が相次いだ。米消費の底
堅さが示された一方、雇用面での回復の
遅れも意識される内容であった。
・強弱が対立する経済指標を受け、相場は
小動きに留まっている。
(まとめ)
・米国のここ最近の経済指標は、消費の明
るさを映す内容であった。
・これには2つの政策が寄与している。
・FRBの6,000億ドルの量的緩和による株高
(約15%)と、ブッシュ減税の延長による、
増税の回避である。
・これが消費者心理を改善させ、消費を増
やす方向に向かわせたといえる。
・失業率は10%近くで高どまり、まだ雇用の
不安は残るものの、明るい兆しは見えつつ
あるといった状況である。
・一方、日本はどうか。日銀が株式やリー
ト等資産買い取りを行い、日経平均は底堅
く推移しており、これによる資産効果は
米国同様日本の消費に良い影響を与えてい
るといえる。
・ただ、政府による増税路線がその効果を
帳消しにしてしまっている。せっかくエコ
ポイント等緊急対策で消費が戻りかかって
いるところに増税という冷や水をあびせた。
・結局、日銀と政府があべこべのことを
やっており、せっかくの日銀の政策の効果
を半減させてしまっているのが日本である。
・日本が20年も同じ過ちを繰り返し、復活
できないのは、政治の力のなさに負うとこ
ろは大きいといえよう。
・このままでは本当に日本は没落していく
、そろそろ政治を本気で変える時が来てい
るのではないか。