■ 前日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,061.18
(+85.92)
香港ハンセン
23,317.61
(+154.70)
ドイツDAX指数
7,029.39
(+23.22)
NYダウ
11,472.00
(+61.68)
速報
日経平均
10,293.89
(+81.94)
日経225先物(シカゴ)
10,355
(+100.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ドル→円→ユーロ)
ドル−円
83.41
(-0.51)
ユーロ−円
111.71
(+0.75)
ユーロ−ドル
1.3393
(+0.0166)
●債券
米国10年債
3.29%
(-0.03%)
速報
日本10年債
1.26%
(+0.05%)
●商品
NYMEX原油先物
88.59
(+0.77)
NYMEX金先物
1,398.20
(+11.00)
■ 前日の相場のコメント
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(アジア)
・中国株、香港株とも上昇。
・中央人民銀行(中央銀行)による預金
準備率引き上げにより、年内の利上げは
なくなったとの安心感が広がり上昇した。
(欧州)
・欧州株は上昇。
・中国が週末に利上げしなかったことへ
の安堵感と、欧州連合(EU)首脳が恒久的
な債務危機対応メカニズムの創設に向けた
協議の準備を進めていることに対する安心
感から上昇した。
(米国)
・米国株は上昇。
・中国が利上げを見送ったことや、複数の
企業買収案件が発表されことを好感し、
上昇した。
(まとめ)
・欧米ともFRBや欧州中央銀行が国債を購入
して長期金利の上昇を抑え、市場に安心感
を与えており、一方、日本も、日銀が国債、
社債、株式、リートの購入をはじめたこと
で、相場の下支えとなっている。
・先進国は日欧米の中央銀行に頼る状況が
続いているということである。
・特に企業業績の回復等積極的な理由から、
株式相場が上昇しているわけではない。
・中国等新興国の動向が相場を左右する
状況が今後も続くであろう。
・特に中国の利上げ、人民元切り上げの
動向は引き続き注意が必要であろう。
(トピック)
・日本の法人減税が5%で決定したようだ。
・一方、個人の所得税、相続制等は増税
である。
・法人減税の意味がよくわからない。
・企業の手元資金は64兆円超で過去最高。
・利益が出ても投資や従業員にお金を使
わないのが大手企業である。
・法人減税をしても一緒である。
・つまり、投資も伸びず、サラリーも
増えないので、消費も増えないので、
経済効果は小さい。
・一方、個人の増税は確実に消費を減退
させる。
・日本経済全体でみて、投資や消費が増
えないどころか、更に消費を減らしてし
まう政策は、何の意味があるのだろうか。
・帳尻合わせしかできない政権に何の意
味があるのだろうか。
・こんな政権に任せていたら、日本の
将来はない。