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■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●株式
香港ハンセン
20,560.81
(+129.75)
ドイツDAX指数
6,209.76
(+18.63)
ＮＹダウ
10,366.72
(+3.70)
日経平均
9,795.24
(+258.01)
日経225先物（シカゴ）
9,790
(+140.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→ドル→円）
ドル−円
88.39
(-0.24)
ユーロ−円
112.62
(-0.23)
ユーロ−ドル
1.2741
(+0.0008)
●債券
米国10年債
3.05%
(-0.08%)
日本10年債
1.15%
(+0.01%)
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■ 相場コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
（アジア）
・中国株、香港株とも上昇。
・NY株式市場終了後に発表された米イン
テルの4〜6月の決算が好調であったこと、
シンガポールの経済成長が記録的な伸び
を示したことから、世界的な景気回復への
楽観的な見方が広がった。
（欧州）
・欧州株は小幅上昇。
・米インテルの好決算に加え、オランダ
半導体メーカーのASMLが売上高見通しを
引き挙げたことを手掛かりに底堅い動き
となった。
・一方、スペイン金融機関が6月に欧州
中央銀行（ECB）から借入額を急増させて
いたことがわかり、スペイン金融機関の
資金繰りに対する懸念が広がった。
（米国）
・米国株は横ばい。
・米インテルの好決算に好感したものの、
6月の米小売売上高が2ヶ月連続で減少し
たことを受け、個人消費が回復していな
いとの懸念が広がった。
（全体）
・欧米企業の決算は引き続き好調を維持
しているものの、世界の消費の牽引役で
ある米国の個人消費が依然回復していな
いことを受け、これまでのリスク選好の
姿勢が、一転慎重な見方に変わってきた。
・一方、アジアに目を移すと、中国、
インドの消費が依然好調で、日本、韓国、
タイ、シンガポール等輸出でこの恩恵に
預かっている状況。
・ただ、インフレ懸念を背景に、中国、
インドとも利上げ等景気引き締めを視野
に入れており、先行き不透明感が強い。
・中国、インドの消費に寄りかかる世界
経済は脆弱であり、危うさも残るため、
積極的に買い続ける状況ではなく、当面、
行ったり来たりの相場が続くであろう。
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