
ビットコイン投資に興味がある人にとって、直接ビットコインを購入するだけでなく、マイクロストラテジー社の株式を保有することが、より大きなリターンを得られる可能性のあるのではないかと考えます。
マイクロストラテジー社の創業者兼会長であるマイケル・セイラー氏は、同社を「ビットコイン銀行」として発展させ、時価総額1兆ドル規模の企業に成長させることを目指しています。
この戦略には、以下のような特徴があります:
- レバレッジ効果:マイクロストラテジーは転換社債を発行してビットコインを購入しています。これにより、投資家は間接的にレバレッジのかかったビットコイン投資を行うことができます。
- 多様な金融商品:セイラー氏は、株式、転換社債、固定金利債、優先株式などの「ビットコイン資本市場」商品を提供する計画を示しています。これにより、投資家は自身のリスク選好に合わせて投資を行うことができます。
- 大規模なビットコイン保有:現在、マイクロストラテジーは約158億ドル相当のビットコインを保有しており、これはビットコイン総供給量の約1.2%に相当します。将来的には1,000億ドルから1,500億ドル相当のビットコインを保有することを目指しています。
- 高い成長期待:セイラー氏は、ビットコインが今後10年間で年間22%成長すると予測しています。これは通常の銀行融資よりも高いリターンを示唆しています。また、保有しているビットコインを貸し出すことによって3%以上の利息を獲得することができます。
- 株価の上昇ポテンシャル:マイクロストラテジーが目指す1兆ドルの時価総額は、現在の約425億ドルから大幅な成長を意味します。もしこの目標が達成されれば、株主は非常に大きなリターンを得られる可能性があります。
結論として、マイクロストラテジー株への投資は、直接的なビットコイン保有よりも高いリターンを得られる可能性がありますが、同時により複雑なリスクも伴います。
レバレッジをかけている分、ビットコイン価格が下落した時は、ビットコイン価格の下落以上の損失を被ることになります。
株式会社ゆえに、経営上のリスク(資金繰りで破綻)も伴います。
ただ、税金上の大きなメリットがあります。
NISAでマイクロストラテジー株に投資することにより、利益確定時に税金がかかりません。
ビットコインに普通に投資すると、利益に最高税率45%がかかります。
この違いは大きいですね。
ビットコイン投資にもいろいろな方法があるので、今回の件もビットコイン投資の参考にしてみて下さい。