米サウスカロライナ州にある住宅は、NFTに紐づけられ、仮想通貨ステーブルコイン「USDC」で購入されたことがわかった。
Homes onChainトークンは同社の電子市場やOpenSeaなどで入手可能。
支払いにはUSDCのほか、法定通貨の米ドルも使用できる。
今回販売された住宅の価格は、約2,600万円(17万5,000ドル)だった。
今回のように、住宅をNFT化して販売するということが現実に起こっている。
仕組みはこうだ。
現実社会の不動産は登記されており、その登記を持って所有権を証明している。
住宅のNFTを売買する度に、この不動産登記が自動で変わるわけではない。
まずは、住宅をLLC(合同会社)に保有させ、登記もLLCにする。
このLLCの所有権をNFTに紐付ける。
このNFTをネット上で購入すると、このLLCの所有権を獲得できる。
LLCを所有しているということはLLCが保有している不動産を所有していることになる。
現実の不動産取引と比べると、手続きも簡単で購入者の利便性は非常に高いということだ。
まだこの試みは始まったばかりではあるが、期待は大きい。
住宅市場は非常に大きな市場なので、この取引が一般化されると、NFT市場は一気に拡大するであろう。