昨日の記事でも少し紹介したブロックチェーンゲームで最も有名なアクシー・インフィニティの2021年のNFT取引が同分野のNFT取引額で約35億ドルでトップとなった。
これはブロックチェーンゲーム全体で取引されたNFTの約3分の2を占める。
2位はNBAトップショットの8億2700万ドル、3位はファンタジーゲームのLootで2億4200万ドルなので、その存在感は圧倒的である。
このアクシー・インフィニティは2つのトークンを上場している。
ガバナンストークンのAXSとゲーム内トークンのSLPである。
ガバナンンストークンというのは、このゲーム全体のプロジェクトの権利をトークン化したもので、株式のようなものである。供給量には限りがある。
一方で、ゲーム内トークンは、ゲーム内で使える通貨で、ゲーム内の物の売買に利用したり、ゲーム内でミッションをクリアすると、その対価としてもらえたりするものである。
こちらは特に発行量を決めている訳ではないので、運営側で供給量をコントロールすることになる。
以下にそれぞれの1年間の価格推移グラフを載せている。
見ての通り、SLPの方がピークからの下落率が大きい。
特に発行量が1年で10倍近くに増加しており、供給が需要を上回る状態となり、インフレを起こしているからである。
最近、発行量を抑える処置をとるようになり、下落は落ち着いているようだ。
このアクシー・インフィニティは昨年一世を風靡したが、そろそろその人気も沈静化してきており、今後も成長を見込めるかというと疑問である。
投資するなら、次の成長するプロジェクトを探すべきであろう。
そして、そのプロジェクトに投資するなら、くれぐれもガバナンストークンを購入することをお勧めする。
ゲームに参加しないなら、ゲーム内トークンに投資する必要はないといえよう。
【AXS】
【SLP】