2022年のテーマとして「DAO」が挙げられる。
「DAO」は以前からあるテーマだし、2021年もそこそこ盛り上がったテーマであるが、2022年は更に盛り上がるような気がする。
「DAO」とはそもそも何か。
私の理解では、組織の一形態。
一番多い組織形態といえば、株式会社だと思うが、DAOはそれがより進化したようなものかなと思う。
株式会社の所有者は株主であり、株主が株主の議決権を行使して、会社の大きな決定を実施する。
ただ、組織の運営は株主が選出した取締役に任されており、取締役は執行役員や管理職などを選んで、組織の運営を任せていく。
株主が自ら運営するわけではない。
DAOの場合は、ガバナンストークン(株券のようなもの)を発行し、トークン保有者によって組織の意思決定をしていくが、その意思決定の仕方や組織運営のルールはその予めプログラムに書き込まれている。
意思決定はガバナンストークン保有者で行い、運営はプログラムで実施する組織ということである。
ということは、取締役、執行役員、管理職など組織を運営管理する人たちがいらない組織ということである。
究極の民主的な組織である。
実際に、ブロックチェーンのプロジェクトには、このようなDAOがいくつも存在する。
最近で有名どころでいくと、流動性ステーキングプロコトルのLidoなんかは1兆円以上のステーキング資金を集めているが、これはDAOで運営されている。
Liquidity for staked assets | Lido
こんな組織が2022年には、どんどん成長していくのではないかと思う。
2022年のテーマとして「DAO」も追っかけていこうと思う。