以前も紹介した Game-Fi の代表格である「Axie Infinity」の9月の収益は急減速し、収益は8月から40%減の約245億円となった。前月比マイナスは今年1月以来のこと。
減少したとしても前年同月比では約3,000倍となっており、急激な成長の反動と9月の仮想通貨市場全体の減速を受けたものと思われる。
下記、Token Terminalのデータは、過去30日の仮想通貨プラットフォームの収益を表しているが、イーサリアムは約910億円とトップでそれに次ぐのがAxie Infinityである。
NFT人気でNFTマーケットプレイス最大手のOpen Seaが、3番目につけているがAxie Infinityはその3倍の規模があり、Pancake Swap、Yearn Finance、SushiSwap、Aaveといった人気DeFi(分散型金融)プロジェクトよりも大きな収益を上げている。
8月より収益こそ減速したが、フィリピン、ベトナム、ベネズエラ、ブラジルなどでは、Axie Infinity人々の重要な収入源となっている。
フィリピンでは、政府がプレーヤーに課税の意向を表明するほどの人気を誇る。
以下はAxie Infinityのチャートだが、9月に入ってその期待感から、価格は上昇している。
GameFiはたかがゲームといえばゲームだが、着実にその経済圏を広げており、暇つぶしのGameから収益を稼ぐものに変貌しつつある。
Axie Infinity自体が今後他のGameFiプラットフォームに追い越されることはあるかもしれないが、GameFiの市場はまだまだこれから成長していくと思われる。
そして、その成長はメタバースに繋がっていくのであろう。