中国や韓国が仮想通貨の規制を強めている。
中国は以前から、仮想通貨取引を規制していたが、今回は仮想通貨に関わるほぼ全ての行為を全面禁止にしてきた。
多数の法執行機関も加わっており、その本気度がわかる。
これまでも、仮想通貨を規制してきたが、抜け道はいくらでもあった。
実際にその抜け道を使って、仮想通貨保有者が取引を繰り返していた。
今回は、仮想通貨取引に関わるもの全てを禁止してきたので、抜け道も実際は塞がってしまうのではないかと懸念する。
これで、中国系の保有者は仮想通貨を保有はしていても動かせないという状態が続くのでないかと思う。
ウォレットも禁止されたから、本当にどうしようもできない状態ではないか。
一方、韓国は、取引所の規制に乗り出しており、66存在する交換所のうち、これまで通り運営ができるのは4つの取引所のみとなりそうだ。
約40の取引所は今回の規制を機に、廃業に追い込まれる見込み。
先日も記事にしたが、韓国内でのみ流通する草コインのキムチコインは、今回廃業となる中小の取引所での取引が大半を占めていたから、これで紙屑になる可能性も出てきた。
中国、韓国は世界の仮想通貨取引では、結構なシェアを占めてきていたから、今回この中韓の取引が縮小することは、仮想通貨業界にとっては痛手であろう。
しばらく、仮想通貨市場も停滞するのではないか。
これで今後の仮想通貨業界の成長の行方は、最大取引国の米国の規制に掛かってくる。
米国の規制の動きに注目して行きたい。