株式会社電通、株式会社オルトプラス、アクセルマーク株式会社の3社は25日、アニメなどの映像作品IPの動画をNFT(非代替性トークン)のトレーディングカードとして発行するサービスを共同で企画・開発していくことを発表した。
NFTを利用した動画のトレーディングカードは、海外では既にいくつか事例があり、下記のNBA TOP Shotが有名だ。
これは、NBA(バスケ)の名シーンを切り取り、番号を付け、デジタルカード化し、その所有権を移転できるようにしたもの。
誰が、このシーンのトレーディングカードを所有しているか、わかるから、売買も可能となる。
ちなみに取引額1位のNFTは以下の価格で取引されている。
第1位:レブロン・ジェームズ
取引額 – 約2270万円
封入パック – Cosmic(シリアルナンバー:29)
リアルなトレーディングカードでは、そのカードに名前がつけられないので、所有者は所持している人である。
落としてそれを拾われてしまうと、その拾った人が所持しているから所有者となる。
NFTのデジタルトレーディングカードは所有者がNFTで紐付けられているので、改ざんもできないし、所有者がわからなくなることはない。
永遠に所有権が残る。
子供に相続することだって可能だ。
今回、電通が参入するのは、アニメ等の映像作品のトレーディングカードである。
日本のアニメは世界でファンが大勢いる。
名シーンを所有したい人も多く、盛り上がることは間違いないであろう。
個人的には、キャプテン翼のドライブシュートのシーンがあれば買いたいなと思う。
最後に、このNFTのマーケットを作るには、ブロックチェーンの仕組みが欠かせない。
今回は、LINE Blockchainを利用するらしい。
LINE Blockchainの仮想通貨LINKとどう関わっていくのか、今後の動向に注目していきたい。
ちなみに、相場環境が悪い中、昨日のLINKの価格は10%上昇した。
この発表を好感した動きなのだろうか。