仮想通貨取引所FTXを運営するバンクマン-フリード氏は、FTXが仮想通貨取引所としてトップとなり、コインベースやバイナンスなどのライバルを追い越すことができれば、ゴールドマンサックスやCMEグループなどの金融界の巨人を買収するというアイデアを検討することもあるだろうと語った。
FTXは仮想通貨取引所で、バイナンス、Huobi、コインベース に続く、4位の位置につけている。
取引量でいうと、コインベースの80%とコインベースに近づきつつある。
バイナンスはFTXの10倍の取引量があり、まだ遠く及ばない。
コインベースは4月に上場したばかりだが、時価総額は現在5兆円程度で推移している。
この時価総額を参考にすると、FTXは既に4兆円程度の時価総額があり、バイナンスは40兆円程度の時価総額になっていると考えられる。
FTXがバイナンスを追い越したと仮定すると、時価総額が40兆円に到達した時である。
現在のゴールドマンサックスの時価総額は13兆円、CMEグループは8兆円なので、40兆円の時価総額があれば、十分ゴールドマンサックス、CMEグループも買収可能な水準である。
自動車販売世界一のトヨタが時価総額32兆円で、電気自動車販売のテスラが68兆円のように、今や新興の企業が、老舗の世界一の企業を超える時代になった。
テスラのイーロンマスクが、電気自動車の販売を始めたばかりの時代に、将来トヨタを買収すると行っても誰も信じなかった。でも今やそれが現実的になろうとしている。
同様に、FTXのバンクマン-フリード氏が、金融世界一のゴールドマンサックスを将来買収するといっても今は誰も信じない。
ただ、世の中の流れを見ると、あながちあり得なくもない。
数年後、振り返って見るのが楽しみである。
ちなみにFTXは今後コインベースのように上場も視野に入れているので、今から購入しておくのも悪くないと思う。
バンクマンのほらに乗ってみてはどうか。