バイデンが大統領に就任して、1週間近く経つが、既に30以上の大統領令に署名したようだ。歴代大統領が1週間で2〜3、トランプでも5つくらいだったので、この異常さがわかる。
バイデンおじいちゃんは何をそんなに急いでいるのだろうか。
オバマのグローバル政策の8年間から、トランプが4年間で保守的政策に転換したが、それを全て元のオバマのグローバル政策に戻そうとしている。
グローバル政策は聞こえは良い。EUのように、国境がなくなり、人、物、金の移動が自由になるが、逆にその国の自由はなくなる。貧富の左がさらに拡大し、犯罪やテロも増える。
それがいやでイギリスはEUから離脱したのに、アメリカはまたそこに戻ろうとしている。
今後は、EU(ドイツ)、アメリカ、中国の3極が、世界を支配する構図に戻る。このグループに属さないイギリス、日本、ロシアは、帰路に立たされる。どの陣営とどの距離感で付き合っていくか、外交によってその国の運命が左右される。
外交上手の安倍首相がいなくなった今、菅首相ではとても乗り越えられない気がする。外交上手の首相の登板を期待したい。