この商品は、株式(国内、海外先進国、海外新興国)、債券(国内、海外先進国、海外新興国)、オルタナティブ(ヘッジファンド、コモディティ、REIT)と幅広い資産クラスに分散投資するバランスファンドです。
特徴は2025年(12年後)をターゲットイヤーとして定め、ターゲットイヤーに近づけば近づくほど、安定性資産の投資割合を高め、安定運用に移行していくところです。
一般的に、年齢が高くなると、投資資産を増やすというよりは、安全に守っていくという方に力点が置かれます。理にかなった資産配分の変更を自動で行ってくれるということになります。
もう一つの特徴は、下記のように幅広い資産クラスに投資をしているということです。一般的なバランスファンドにはないヘッジファンドやコモディティも組み込まれています。
<為替>
米ドルが45%と資産の約半分を占めますが、10%の米ドルに為替ヘッジをかけているので、実際は資産の35%が米ドル資産、残りは円資産となり、為替リスクは抑え目になっています。
<資産配分割合>
現在の資産配分割合は、国内株式5%、先進国株式8.1%、新興国株式12.6%、国内債券37.5%、先進国債券6.7%、新興国債券8.1%、オルタナティブ16.5%と、新興国やオルタナティブ等のリスクの高い資産の比率が高くなっており、積極的な資産配分と考えられます。
<アセットアロケーションの方針>
基本投資割合の変更を市場の構造変化等を考慮して、原則として年1回行います。
資産配分割合が、その基本投資割合から乖離した部分を調整するために、3ヶ月に1回の割合で資産をリバランスします。
ターゲット・イヤー(2025年)に接近するにしたがって、収益性資産(株式等)への投資割合を徐々に減らし、安定性資産(債券等)の比率を高めることでファンド全体のリスクを徐々に減らしていきます。
通常、このような資産のリバランス(調整)やアロケーションの変更を、自分で各資産のETFを利用して行う場合、ETFの売却や再投資を伴います。NISA口座では売却すると、売却した部分の非課税枠の再投資ができなくなってしまうので、100万円×5年=500万円の非課税枠を目一杯利用できなくなってしまいます。
このファンドの場合、ファンドの中でリバランスやアロケーションの変更を行うので、非課税の投資枠を売却することはなく、非課税枠を目一杯利用できます。NISA向きのファンドと言えるでしょう。
総合的にいうと、以下のメリットとデメリットがありますが、40〜50代の方がNISA口座で運用する商品としては、メリットの方が大きいと思いますので、すべて運用をお任せしたい方には、SBI−セレブライフ・ストーリー2025をお奨めします。
(メリット)
- アロケーションを自動で変更してくれるお任せ型のバランスファンドにしては、運用コストが安い。購入手数料も無料。
- 積立投資が可能。
- 幅広い資産クラスに分散投資できる。
- アロケーションを市場の状況や年齢に応じて自動で調整してくれる。
- 為替リスクを抑えている。
(デメリット)
では、SBI−セレブライフ・ストーリー2025をどこで購入するかですが、私はSBI証券をお奨めします。
<理由>
・SBI−セレブライフ・ストーリー2025の自動積立サービスを取り扱っている。
・上記投信の購入手数料と自動積立サービスの手数料が無料である。
・投信積立銀行引落サービスがある。
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