40〜50代の特徴は、以下のとおりです。
(1) 平日の日中は時間がとれない(20〜30代と同じ)
(2) 投資に回せる資金がそこそこある(20〜30代と比べて多い)
(3) 中長期投資で老後資金への備えが課題
(1) これは20〜30代と同じなので、割愛します。
(2)20〜30代に貯めた資金が少しはあると思われますので、ある程度まとまった額の投資と、毎月の積立投資を併用する投資形態になると思われます。年当初にまとまった額(100万円以内)を投資し、100万円に満たない部分は毎月積立てていく形です。
そう考えると、20〜30代と同様、取引する金融機関に積立で購入できるサービスがあると便利です。
(3)60歳から老後資金として一部使うことも想定すると、長期投資(10年以上)というよりは、10年未満で終了することも考えながらの投資となります。投資期間が中長期、老後へ備えるということで、20〜30代の時のように大きなリスクをとっていくことは難しくなってきますので、ミドルリスクミドルリターンの投資スタンスになるでしょう。
投資期間が20〜30代より短いため、損をすると取り返しがなかなか難しくなります。よって、大きく増やしていくだけではなく、減らさないということも重要な要素になります。
減らさないようにするためには、20〜30代の株式1本やりではなく、資産の分散を考えなければなりません。
選択する商品としては、国際分散投資をするバランスファンド(投資信託)になるかと思います。NISA口座の特性を考えると、資産のリバランスも自動で行ってくれるものがよいですね。もちろん、購入費用と管理費用はできるだけ低いものを選びましょう。
各資産に連動するETFを複数購入して自分でバランスファンドを作るという方法もありますが、アロケーションを自分で決めたり、リバランスをするのは素人には難しいので、プロに任せた方がよいでしょう。
再度、整理すると、金融機関は、ネット証券またはネット銀行、積立購入サービスがあると良い、投資商品は、バランスファンド(投資信託) となります。
次は具体的な投資商品を検討していきましょう。
40〜50代のNISA(ニーサ)活用法(2) - 実践バリュー投資日記
40〜50代のNISA(ニーサ)活用法(3) - 実践バリュー投資日記