暗号資産投資ガイド

仮想通貨の始め方と稼ぎ方

江戸時代の経済

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おはようございます。

■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●株式
NYダウ 
10,441.12
(-10.88)

香港ハンセン 
21,611.74
(-202.18)

日経平均 
10,177.41
(+93.93)

日経225先物(シカゴ) 
10,280
(+100.00)

●債券
米国10年債 
3.60%
(+0.00%)

日本10年債 
1.24%
(-0.03%)

●為替
資金の流れ
(円→ドル→ユーロ)

ドル−円
89.75
(+0.15)

ユーロ−円
130.50
(+0.29)

ユーロ−ドル
1.4537
(+0.0005)

●商品
NYMEX原油先物
72.70
(+2.01)

NYMEX金先物
1,134.50
(+11.80)


■ 相場コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・香港株、中国株とも下落。

中国当局が同国の銀行が長期にわたり
不良債権のリスクに直面するだろうとの
認識を示したことを受けて銀行株主導で
下落した。

・欧州株は上昇。

・銀行の新自己資本規制導入について、
経過措置期間が設定されるとのニュース
を好感し、銀行株中心に上昇した。

・米国株は小幅下落。

FRBは低金利を長期間維持し、特別流動
性供給策は来年はじめまでに終了する方
針を表明。予想どおりでサプライズはな
し。

・景気に対するFRBの見通しの改善を示し
たことから、ドルは他通貨に対し、買わ
れている。

・年内はドル高が続くか。

■トピック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・特にトピックではないが、江戸時代の
経済の話を書きます。

・長文ですが、お許し下さい。

・1708年(綱吉が死去する前年)には、
前年の幕府の歳入60〜70万両に対して、
歳出は140万両となり、財政は破綻寸前
でした。

・一方、新田開発が進み、米の生産量が
増えていたが、通貨の供給量が増えなか
ったので、米の値段は長期低落傾向であ
った。まさにデフレ経済下にありました

・現在の日本はというと、2010年度予算
 40兆円歳入、90兆円歳出 であり、デ
フレ経済下です。まさに1708年当時と似
た経済状況でした。

・この状況から抜け出し、財政の黒字化
をはたすのに約50年かかっています。

・このように黒字化まで長期間かかった
のは、経済政策の失敗が原因でした。

・どのような失敗を繰り返し、最後黒字
化まで達成したのか、経済政策の流れを
追っていきたいと思います。

・まず登場するのは、幕府の勘定吟味役
の荻原重秀(おぎわらしげひで)です。

・重秀は小判の改鋳(かいちゅう)を行
います。これは、小判に含まれる金の含
有量を下げ、お金の価値を下げるという
ことです。

・こうすることで、2枚の小判から3枚
の小判を作ることができ、小判の流通量
が増えました。

・今でいうところのFRBとかがやって
いるような緊急的な量的緩和に似ていま
す。

・住宅ローン債権(ほとんど不良債権
を買って、ドルを供給するといったもの
と同じです。

・この政策により、デフレを克服し、元
禄文化という町人文化が栄えました。
いわゆるバブルです。一旦は成功したか
に見えたのです。

・ただ、その後、たび重なる改鋳により
、必要以上の貨幣が流通し、結果、ハイ
パーインフレが襲いかかります。

・そして、荻原は失脚し、新井白石が登
場するのです。

・当時重秀はこう豪語しています。
「幕府が信用を与えさえすれば、貨幣は
瓦でも石でも良い」

・今のFRB議長(ベン・バーナンキ
の言葉「デフレを克服するには、ヘリコ
プターから現金をばら撒けば良い」と同
じことを言っています。

・約300年前ですから当時の重秀は斬新な
考え方といえるでしょう。

・ここで言えるのは、マネーの供給量を
増やすだけの政策だと、一旦はデフレを
克服できるが、必要以上のマネーが市場
に出回ると、バブルを起こし、しまいに
はこれがはじけてハイパーインフレを起
こすということです。

・アメリカもFRBの舵とり次第ではこう
いう状況に陥いる可能性があるという
ことです。

新井白石以降は次回書きます)

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