暗号資産投資ガイド

仮想通貨の始め方と稼ぎ方

企業価値を高める方法②

WACCを低下させる方法

継続価値 = 予測期間翌年のFCF/(WACC − FCFの成長率)・・・簡便法

予測期間翌年のFCF及びFCFの成長率を固定させた場合、WACCを低下させれば、分母のWACC−FCFの成長率が小さくなり、継続価値は高まります。当たり前です。
ではWACCを低下させるにがどういう方法があるのでしょうか?

WACC=D/(D+E)×rD×(1-税率)+E/(D+E)×rE
D:有利子負債 E:株主資本(時価総額) rD:負債コスト rE:株主資本コスト

株主資本コストと負債コストは、通常負債コストが低いので(⇒投資の回収可能性の違いを考えれば当たり前のことです)、有利子負債の割合を増やせば、WACCが低下することがわかります。また、節税効果も働きます。でも極端に増やせばよいというわけではありません。これは後ほど説明します。

あとは、負債コスト、株主資本コストそのものを下げるということです。
負債コストは、銀行等との条件交渉で借入コストを下げる等方法があります。
株主資本コストは 株主のリスク認識にリンクしているので、株主のリスク認識を下げる方法をとればよいです。
リスク認識は、情報の非対称性がらくる部分が多いので、ディスクローズを徹底させる等方法があります。