楽天グループは、「Rakuten NFT」で「POG」(ペーパーオーナーゲーム)に対応する競走馬NFTシリーズ「Rakuten NFT サラブレッド」の販売を開始した。
また、「Rakuten NFT」初となる、NFTを活用した「POG」を来春より提供予定としている。
「POG」とは、競走馬を参加者が仮想馬主として選択し、その競走成績によって得られた賞金などをポイントに置き換えて競うゲームである。
実際に競走馬を所有するわけではなく、架空の(仲間内の書類のみの)馬主として参加するのでペーパーオーナーと言われる。
競走馬のNFTを保有するユーザーには、対象レースごとにエントリーする競走馬を選び、実際のレースで賞金を獲得すると、ゲームポイントを獲得できるような仕組み。
獲得したゲームポイントに応じて参加できる抽選などによって、競走馬の命名権やジョッキーのサイン入り鞭(むち)、競走馬の蹄鉄など競走馬に関連した賞品の獲得も可能とのことだ。
POGはJRAが運営している以下のものが有名。参加者も10万人をこえるまでになっている。
今回はこれをNFT化することによって、NFT自体の売買が可能になる。
このNFTが2次流通でどのように価格形成していくかが見ものである。
非常に面白いNFTの活用の仕方ではないかと思う。
このように、NFTの用途はまだまだ幅広い。
NFT市場の成長余地は大きいといえよう。
ちなみに、POGは一歩間違えれば、賭博罪に当たるので、自分で運営する場合は注意した方が良い。
実際に書類送検される事例も出てきている。